この記事でわかること
- 年末の挨拶メールの下書きは、AIに頼めます。入れ替えるのは5か所です。
- 休業期間などAIが作れない事実は[]のまま残させ、送る前に人が確かめます。
- 取引先の実名や会社の機密は、AIに入れません。
年末の挨拶メールの下書きはAIに頼めます。入れ替えるのは5か所。コピー用の頼み方と、Claudeで試した結果、送る前に人が確かめる点を紹介します。

この記事でわかること
結論
事実を社長が渡し、AIに下書きを出させれば、毎年の使い回しに頼らずに済みます。最後は人が確かめて送ります。
例文の使い回しをやめ、事実を渡して下書きを出させます。この記事が扱うのは社外向けメールだけです。
年末の挨拶メールは、毎年ほぼ同じ文面になりがちです。上位の記事は、例文を配る内容が中心です。AIへの頼み方までは載っていません。
だから本記事では、例文ではなく「頼み方」を扱います。新しいAIで実際に試した結果も載せます。
生成AIを「導入している」企業は、2025年度に44.0%でした。2024年度は22.6%でした。対象は国内企業1,799社で、中小企業に限った数字ではありません。[出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「DX動向2026 広がるAI導入、DXは変われるか」(2026)]
メモ
この記事は、取引先に送る年末の挨拶メールだけを扱います。社内の口頭挨拶と年始の訓示は、場面が違います。
忘年会の口頭挨拶は、「忘年会の挨拶 社長の下書きの頼み方|入れ替え6か所」をご覧ください。年始に社員へ話す訓示は、「年頭挨拶 社長の例文|AI下書きの頼み方は入れ替え5か所」で扱っています。
プロンプト全般の型は、「ChatGPT プロンプト 例|型は5部品、入れ替え5か所」にまとめています。
結論
次の文の5か所を入れ替えて、新しいAIの会話に貼れば、件名案と本文の下書きが出ます。
プロンプトとは、AIに出す指示の文のことです。入れ替えるのは、[相手との関係][今年のお礼][年末年始の休業期間][来年に向けた一言][差出人の名前]の「入れ替え5か所」です。
株式会社WEELの解説記事は、役割・目的・口調・入れる要素を指定するとよいとしています。この文は、その考え方に沿って当社が書きました。[出典:株式会社WEEL「【コピペ可】ChatGPTでビジネスメールを作成する方法!プロンプト例やコツもご紹介」(2026)]
入れ替えるのは5か所です。宛名・休業日・金額・日付は、AIに作らせません。
準備するもの
あなたは中小企業の社長の秘書です。[相手との関係]に送る「年末のごあいさつメール」の下書きを作ってください。
【渡す事実】
- 差出人の会社:株式会社ウツセバ
- 差出人の名前:[差出人の名前]
- 相手との関係:[相手との関係]
- 今年のお礼:[今年のお礼]
- 年末年始の休業期間:[年末年始の休業期間]
- 来年に向けた一言:[来年に向けた一言]
【守ること】
- 上の「渡す事実」に書いてある内容だけを使い、書いていないことや日付は作らない
- [ ]のままの項目は、[ ]のまま本文に残す(自分で埋めない)
- 宛名は[宛名]のままにする
- 構成は、宛名、あいさつと名乗り、今年のお礼、年末年始の休業のご案内、来年に向けた一言、結び、署名の順
- 長さは本文400字以内。ていねいで、堅すぎない言い方にする
- 件名案を3つ、会社名と差出人が分かる形で、本文の前に出す
「差出人の会社」は、当社の名前を例に入れています。お使いの会社の名前に書き換えてください。
| 入れ替える所 | 入れるもの | 分からないときは |
|---|---|---|
| 相手との関係 | 取引先、長年のお客様など | 「取引先」と書く |
| 今年のお礼 | お礼を伝えたい具体的な出来事 | [今年のお礼]のまま残す |
| 年末年始の休業期間 | 休業の始まりと終わりの日付 | [年末年始の休業期間]のまま残す |
| 来年に向けた一言 | 来年の意気込みや願い | [来年に向けた一言]のまま残す |
| 差出人の名前 | 送る人の氏名 | 自分で入れる |
入れる情報は、すべて自分で入力します。箇条書きでかまいません。週刊アスキーの連載も、そう説明しています。[出典:週刊アスキー(柳谷智宣)「お知らせや依頼文、催促など、書き慣れない種類のメールを生成AIに代筆してもらって時短する」(2025)]
宛名・休業日・金額・日付は、AIに作らせません。休業日は、社長が[年末年始の休業期間]に入れます。
宛名は、AIに入れません。出力の[宛名]のまま残し、送る直前に自分で入れます。
件名は、プロンプトで3案を出させます。長さは「400字以内」と指示に入れています。
結論
[]のままの項目は、作り話で埋められず、[]のまま残りました。ただし、そのまま送れる文面ではありません。
試したAIはClaude(Sonnet 5.5)です。前の会話を引き継がない新しい会話で、2026年11月7日に試しました。ツールや検索は使わせていません。ChatGPTでは試していません。
入れた情報は、差出人の会社を「株式会社ウツセバ」、相手を「取引先」にしたものです。お礼・休業期間・来年の一言・差出人の名前は、あえて[]のまま渡しました。宛名は入れていません。この試しは、空欄の扱いを見るためのものです。実際に送る文面ではありません。
AIの出力のうち、件名案と本文を、書き換えずに引用します。

【件名案】
1. 【株式会社ウツセバ】年末のごあいさつ([差出人の名前])
2. 年末のごあいさつ/株式会社ウツセバ [差出人の名前]
3. 本年のお礼と年末年始休業のご案内(株式会社ウツセバ [差出人の名前])
【本文】
[宛名]
いつもお世話になっております。
株式会社ウツセバの[差出人の名前]です。
年末にあたり、ごあいさつを申し上げます。今年は、[今年のお礼]。
心より御礼申し上げます。なお、年末年始の休業期間は下記のとおりです。
[年末年始の休業期間]
ご不便をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。来年に向けて、[来年に向けた一言]。
寒さ厳しい折、どうぞ健やかに年末をお過ごしください。
来年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。株式会社ウツセバ
[差出人の名前]
| 見る所 | 結果 |
|---|---|
| []の項目 | 5つとも[]のまま残り、AIが埋めた所はありません |
| 入力にない事実 | 日付・人名・取引先の社名は、出力に入っていません |
| 構成 | 指示どおりの順でした |
| 件名案 | 3つとも、会社名と[差出人の名前]が入っていました |
| 長さ | 本文は[]を含めて約230字で、400字以内でした |
約230字は、当社がスクリプトで数えた概算です。件名案は含みません。
直す所もあります。「寒さ厳しい折」と「いつもお世話になっております」は、入力にない決まり文句です。事実ではありませんが、時期や相手に合うか確かめてください。
[]が残った下書きなので、そのまま送れる文面ではありません。お礼・休業期間・来年の一言・名前・宛名は、自分で入れます。
結論
今年のお礼に具体的な事実を入れ、送る前に人が宛名・休業日・事実を確かめて、個別に送ります。
AIの下書きを人が確かめ、個別に送ります。送る時期は記事によって目安が違います。
[今年のお礼]に、具体的な出来事を入れるほど、定型文に見えにくくなります。マイナビニュースの記事は、感謝の部分に相手とのエピソードを入れると伝わりやすいとしています。[出典:マイナビニュース「一年の締めくくりの言葉を使った挨拶|メール/手紙/スピーチの例文や注意点」(2023)]
起業ログの記事にも、具体的なエピソードを交えた例文があります。「ありがとう」だけで終わらせない考え方は、社内向けメールを扱う@DIMEの記事も同じです。[出典:起業ログ「【例文つき】年末の挨拶メールの書き方と押さえておきたいマナーを紹介」(2026)][出典:@DIME「年末の挨拶を社内メールで送る方法と覚えておくと役立つ例文」(2023)]
送る時期は、記事によって目安が違います。調査の数字ではなく、各記事の推奨です。
マイナビニュースの記事は、社外向けを最終営業日の1週間前から3日前くらいまでがおすすめとしています。Forbes JAPANの記事は、12月20日前後までに送るとしています。[出典:マイナビニュース「一年の締めくくりの言葉を使った挨拶|メール/手紙/スピーチの例文や注意点」(2023)][出典:Forbes JAPAN「【文例付き】年末の挨拶メールと手紙の書き方・マナー・注意点を解説」(2024)]
相手の最終営業日が分からないときは、御用納めの12月28日を目安にするというOggiの記事もあります。送り忘れたときは、松の内(1月7日)までに新年の挨拶を送るとしています。[出典:Oggi.jp「【例文付き】年末の挨拶メールの書き方|相手別の送るタイミングや書き方のコツ」(2025)]
件名は、無題で送りません。差出人が分かる件名にします。BOXIL Magazineの記事は、「お世話になります」を件名に入れないよう勧めています。[出典:BOXIL Magazine(スマートキャンプ株式会社)「年末挨拶メール作成方法 | 書き方・冬季休業案内例文テンプレート【社外・取引先向け】」(2026)]
次のチェックリストで、送る前に確かめてください。
起業ログの記事は、CCの一斉送信は相手のメールアドレスを他の受信者に公開することになるとしています。送る前に、内容と宛先、誤字脱字を確認するよう勧めています。[出典:起業ログ「【例文つき】年末の挨拶メールの書き方と押さえておきたいマナーを紹介」(2026)]
注意
会社の機密・個人情報・取引先の実名は、AIに入れないでください。「A社」のように抽象化します。AIの答えは、最後に必ず人が確かめます。[出典:株式会社WEEL「【コピペ可】ChatGPTでビジネスメールを作成する方法!プロンプト例やコツもご紹介」(2026)]
結論
件名だけ欲しいとき、丁寧さを上げたいとき、短くしたいときは、基本のプロンプトに1文を足します。
基本のプロンプトに1文を足す3つの言い換えです。当社では実際には試していません。
どれも本文のプロンプトに足す形です。当社では、言い換えの例を実際には試していません。出た答えは、同じように人が確かめます。
件名は、差出人が分かる形にします。5つの案から選べます。
本文は作らず、件名案だけを5つ出してください。
どの案にも、株式会社ウツセバと[差出人の名前]を入れてください。「お世話になります」は件名に入れないでください。
相手との関係に合わせて、言い方を変えます。
相手は長年お付き合いのあるお客様です。本文を、いつもより丁寧な言い方にしてください。
[今年のお礼]は、そのまま使ってください。事実は足さないでください。
短い文面で、お礼と休業の案内を伝えたいときに使います。
本文を3文にまとめてください。
お礼、[年末年始の休業期間]の案内、来年のひとことの順にしてください。[ ]のままの所は、[ ]のまま残してください。
取引先の実名は入れません。宛名は[宛名]のまま残し、送る直前に自分で入れます。理由はうまく使うコツと送る前の注意をご覧ください。
プロンプトで、[ ]のままの項目は[ ]のまま残すよう指示します。休業日は、送る前に自分で入れて確かめます。
時期は、記事によって目安が違います。最終営業日の1週間前から3日前とする記事や、12月20日前後までとする記事があります。詳しくは送る時期と件名の目安をご覧ください。件名は、AIに3案を出させて選べます。
[今年のお礼]の中身を、毎年変えれば同じ文面になりにくくなります。その年の具体的な出来事を入れてください。