この記事でわかること
- 忘年会の挨拶の下書きは、1年の出来事・社員への感謝・来年の抱負を渡し、長さと口調を指定すればAIに頼めます。
- 頼む文(プロンプト)を当社で書いて載せ、前の会話を引き継がない新しいAIで実際に試した結果も載せます。
- 社員や取引先の実名、未発表の数字はAIに入れません。最後は自分の言葉に直して話します。
忘年会の挨拶の下書きは、1年の出来事・感謝・抱負を渡し、長さと口調を指定してAIに頼めます。コピー用の頼み方と、Claudeで試した結果、自分の言葉に直す注意を紹介します。

この記事でわかること
結論
社長が1人で何度も話す会では、AIに下書きを頼み、最後に自分の言葉に直すのが近道です。
話す順番は一般的とする記事の説明で、長さの目安は記事によって幅があります(数字の出典:日本会議室(2026)、チムニー)。
従業員10〜50名の会社では、社長が何度も挨拶に立つ場面も考えられます。少人数の会社では開会と乾杯をまとめることもあるとする記事もあります(誰がいつ話すかを参照)。上位の記事は、どの会社にも当てはまる例文が中心です。自社の1年の出来事や社員への感謝をどう入れるかまでは、書かれていません。
だから本記事では、例文ではなく「AIへの頼み方」を扱います。年始に社員の前で話す訓示は、場面が違います。詳しくは「年頭挨拶 社長 例文」の記事をご覧ください。
チムニー株式会社の記事では、開始の挨拶は役職が最も高い人、乾杯は3番目、締めは2番目が一般的とされています。
[出典:チムニー「【幹事必見!】忘年会の挨拶の基本と例文まとめ|開会・乾杯・締め・閉会の流れを徹底解説」]
ハンターガイダー(運営 ON THE PAGE)の記事では、少人数の会社は開会と乾杯をまとめることもあるとされています。社長が開会を話すことが多いという説明もあります。
[出典:ハンターガイダー「忘年会での社長から社員への挨拶の例文」(2019)]
長さは記事によって幅があります。貸会議室を扱う日本会議室の記事は、乾杯を1分程度としています。
[出典:日本会議室「忘年会乾杯・締め・代表挨拶例文集|幹事・上司・司会向けテンプレート」(2026)]
同じ記事は、代表挨拶の目安を3分程度としています。チムニーの記事は、忘年会の挨拶の長さを1分前後が理想としています。
[出典:日本会議室「忘年会乾杯・締め・代表挨拶例文集|幹事・上司・司会向けテンプレート」(2026)][出典:チムニー「【幹事必見!】忘年会の挨拶の基本と例文まとめ|開会・乾杯・締め・閉会の流れを徹底解説」]
結論
次の文の6か所を入れ替えて、新しいAIの会話に貼れば、挨拶の下書きが出ます。
プロンプトとは、AIに出す指示の文のことです。入れ替えるのは[話す場面][長さ][口調][会社の1年の出来事][社員への感謝][来年の抱負]の「入れ替え6か所」です。[社員名][取引先名]は入れ替えず、そのまま残します。
AIの会社の解説記事は、聴衆・場面・目的を明示し、長さや語り口を指定するとよいとしています。この文は、その考え方に沿って当社が書きました。
[出典:AI総合研究所(運営 LinkX Japan株式会社)「ChatGPTでスピーチ原稿を簡単に作成!シーン別のプロンプトを紹介」(2025)]
準備するもの
あなたは従業員10〜50名ほどの会社の社長の話を手伝う文章の担当です。
次の条件で、忘年会の挨拶の下書きを作ってください。
■場面と長さ
- 場面:[話す場面(開会/乾杯/締めのどれか)]
- 長さ:[長さ(例:1分程度)](声に出して読んで収まる文字数にしてください。文字数の目安も最後に書いてください)
- 口調:[口調(例:親しみのある丁寧語)]
■材料(この3つに書かれたことだけを使い、ほかの事実や数字を足さないでください)
- 会社の1年の出来事:[会社の1年の出来事]
- 社員への感謝:[社員への感謝]
- 来年の抱負:[来年の抱負]
■守ること
- 社員や取引先の名前は、[社員名][取引先名]のまま残してください(私があとで入れます)
- 愚痴・失敗談・自虐、年齢や立場に触れる冗談、長い業績の説明は入れないでください
- 材料が[ ]のままで空欄の所は、作り話で埋めず、[ ]のまま残してください
- 最後に、私が自分の体験を1つ足せる場所を[ここに自分の体験を1つ]として1か所示してください
結論
空欄のままの材料は作り話で埋められず、[ ]のまま残りました。ただし、材料にない言い回しも入りました。
試したAIはClaude(Sonnet 5.5)です。前の会話を引き継がない新しい会話で、2026年11月6日に試しました。ツールや検索は使わせていません。ChatGPTでは試していません。
入れた情報は、場面を「忘年会の開会の挨拶」、長さを「1分程度」、口調を「親しみのある丁寧語」にしたものです。1年の出来事・感謝・抱負は、あえて[]のまま渡しました。社員名・取引先名も同じです。この試しは空欄の扱いを見るためのものです。当社の社長が実際に話す挨拶ではありません。
AIの出力のうち、挨拶の本文を、書き換えずに引用します。

皆さん、こんばんは。[社員名]さんの音頭でここまで準備してくれた、今夜の忘年会を始めたいと思います。
今年1年を振り返ると、[会社の1年の出来事]という1年でした。
そして何より、これは社員の皆さん一人ひとりのおかげです。[社員への感謝]。本当にありがとうございます。
[ここに自分の体験を1つ]
来年は、[来年の抱負]。引き続き、[取引先名]の皆さまとも力を合わせて、一緒に進んでいきましょう。
今夜は仕事の話は少しだけ置いて、おいしいものを食べて、ゆっくり楽しんでください。
それでは、1年間お疲れさまでした。乾杯!
入れた通りに残った点は、次の4つです。
確認が要る点もあります。「[社員名]さんの音頭で準備してくれた」は、幹事がいるという事実を足した言い方です。AI自身も補足で「幹事がいる場合だけ使ってください」と断っています。「[取引先名]の皆さまとも」と「おいしいものを食べて」も、渡した材料にない言い回しです。そのまま使わず、自社に合うか確かめて直してください。
出力の末尾には、AIが「全体で約300字」と書いていました。当社で数えると、本文は[]を入れたままで254字でした。AIの数字は合っていませんでした。1分に収まるかも、声に出して計ってはいません。長さは、必ず自分で読んで確かめてください。
結論
下書きは一般的になりやすいので、声に出して時間を計り、自分の体験を足して使います。
下書きは一般的になりやすいので、5つを確かめてから使い、実名・未発表の数字・個人の評価はAIに入れません。
次のチェックリストで、使う前に確かめてください。
第一ライフ資産運用経済研究所のレポート(第一生命経済研レポート)は、AIの文章に一般的すぎる表現が含まれることがあるとしています。人による指示と編集が必要だという考え方です。
[出典:第一ライフ資産運用経済研究所(第一生命経済研レポート)「DXの視点『AIでスピーチ原稿を書く時代』」(2024)]
AIの会社の解説記事も、AI生成の原稿をそのまま読み上げるのは避けるべきだとしています。
[出典:AI総合研究所(運営 LinkX Japan株式会社)「ChatGPTでスピーチ原稿を簡単に作成!シーン別のプロンプトを紹介」(2025)]
注意
社員や取引先の実名、未発表の業績の数字、個人の評価はAIに入れないでください。会社の機密や個人情報になります。入れる場合は、社内のルールに従ってください。
結論
場面や参加者が変わるときは、プロンプトの一部を差し替えて使います。
場面や参加者に合わせて本文のプロンプトに差し替えの文を足します。当社では言い換えは試していないため、答えは人が確かめてください。
どれも本文のプロンプトに足す形です。当社では、言い換えの例を実際には試していません。出た答えは、同じように人が確かめてください。
ハンターガイダーの記事によると、少人数の会社では開会と乾杯をまとめることもあります。1回で、場面ごとに長さを分けて出させます。
上の条件で、次の2つの下書きを別々に作ってください。
- 開会と乾杯をまとめた挨拶:[長さ]
- 締めの挨拶:[長さ]
それぞれ、文字数の目安も書いてください。
ハンターガイダーの記事には、締めで会の終わりと年末年始の予定を伝える例文があります。予定の日付は、AIに作らせず自分で入れます。
場面は「締めの挨拶」にしてください。
年末年始の予定の案内を1文入れてください。日付は[仕事納めの日][仕事始めの日]のまま残してください。
社外の参加者がいる会では、社内向けと言い回しを変えます。取引先名は、AIに入れません。
参加者に取引先の方がいます。社内向けの言い方を避け、[取引先名]の皆さまへの感謝を入れてください。
取引先の名前は[取引先名]のまま残してください。
少人数で全部話すなら、開会と乾杯をまとめる方法があります。目安は記事によって違い、乾杯は1分程度とする記事があります。順番は誰がいつ話すかで、長さは長さの目安で確かめてください。
なりやすいので、今年の出来事と感謝を材料として渡し、自分の体験を1つ足します。詳しくはうまく使うコツと注意をご覧ください。
名前は[]のまま残し、未発表の数字は入れません。入れる場合は、社内のルールに従ってください。
場面が違うので、「年頭挨拶 社長 例文」の記事をご覧ください。ほかの頼み方も見たい方は、「ChatGPT プロンプト 例」のまとめ記事もあわせてどうぞ。